Wednesday, February 13, 2019

自己改革ワークショップ「人はなぜ変われないのか」


1月のぽーと会は、自己改革ワークショップ「人はなぜ変われないのか」を行いました。

Adult Developmental Psychology(成人の発達心理学)の研究に基づいて作られたツールを用いて、自分でも気づかなかった内なる思いに気づき(自己発見)、周りの状況や人を変えることなく自分の意識を変えて(自己変革)、目標に向かって進んでいくという、2019年からの「人生のShift」を後押ししてくれる、新年第1弾にぴったりのワークショップでした。

スピーカーには、この分野の草分けであるハーバード大学教育大学院・Robert Kegan 教授のもとで修士号を取得され、成人の発達心理学・リーダーシップ教育研究者/リーダーシップコーチである*渡邊理佐子さんをお迎えしました。

ワークショップは、各自の課題;「今まで何度も誓ったことがあるのに上手くいかなかった」「実行するけれど何故か継続できない」「どうしても叶えたい」目標などを持ち寄ることから始まりました。

そして、「今まで中途挫折してしまったのは、自分の中の何が邪魔をしていたのだろうか?」という「前に進めない根本原因」や「無意識に持つ思考のバリア」を紐解くため、Kegan教授が編み出した免疫マップという独特のメソッドを使って、幾つかのプロセスを経て考察が進められました。

巷でよく「自分の内側に答えがある」とか、内観、自己観察という言葉を耳にします。理佐子さんが解説してくださるKegan教授のメソッドは、もちろん内観、自己観察にも通じるものがありますが、断片的な内なる声や直感とは違い、幾つものステップを踏んで論理的に進められ、最終的には自分を阻害しているもの、自分を守るための影の思い、固定観念がハッキリと「見える化」するところまで持って行くという、徹底的な自己対話と言えるかもしれません。







参加された方々のご感想も少しシェアさせて頂きます。


―個人ワークだけでなく沢山のグループワークがあり、理佐子さんが「どんな意見やシェア出てきても、それを暖かく歓迎して拍手しましょう」と前もって言ってくださったお陰で、和気藹々とした空気で自分のことを話すことが出来た。グループワークでは、お互いに他の人の悩みは客観的に見ることができて興味深かった。

自分と向き合う貴重な時間を作り出すとても良い機会になった。長年解決、改善を目指すテーマがまた出てきたので、ぜひコーチングセッションもお願いしたい。

改善目標から固定観念を導き出して行く過程でいろいろな深層心理が明らかになり、自分を見つめ直す良い機会になった。

適切なツールやガイダンスがあれば、改めて自分のことを知ること、変えることはそれほど難しくないことがわかってとても良かった。


ところで理佐子さんは、ハーバードでKegan教授から直接学び、教授のもと日本人で初となる発達度測定者資格(Subject Object Interview Reliable Scorer)を取得、つづいて自己変革のための免疫マップ・ファシリテーター資格も取得された、第一人者でいらっしゃいます。現在では世界中にクライアントがおられます。

その理佐子さんが、通常は最低でも半年ほどかけて10回コースで行う内容を、本ワークショップでは、コンパクトにまとめて導入の部分をご紹介してくださいました。

年の初めに、私達が目標達成の第一歩を踏み出すきっかけとなる、他に類を見ないワークショップを行ってくださり、理佐子さんには心からの感謝でいっぱいです。

これからも、理佐子さんのサポートを得て、たくさんの成人日本人女性が夢を叶えていかれますよう、お祈りしています。

また、参加してくださった皆さま、そして大勢の中で自分の悩みや正直な声をシェアしてくださった皆さま、本当にありがとうございました!


*渡辺理佐子さん 
        ウェブサイト:https://www.watanabe-associates.com/
  メールアドレス:info@watanabe-associates.com



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