Tuesday, January 31, 2017

「みんなちがって みんないい」        ~プロフィリング子育てのすすめ~

ぽーと会の2017年新春第一弾は、久しぶりに共育(子育て、親育ち)にフォーカスしたセミナーを行いました。

スピーカーには、ぽーと会の長年のメンバーでもあり、Angel Kids Garden主宰、しちだ教育研究所・母親研究員、子育てカウンセラー協会認定・個性分析インストラクターという多彩なキャリアで活躍されている小野塚 美知穂さんをお迎えしました。

小野塚さんご自身も、現在14歳になる息子さんの思春期子育て真っ最中ママです。

 
   

前半では、そんな小野塚さんの共育経験からの知恵をシェアして頂きました。

★「ここが悪い、あそこが直れば」と子供の問題のように思われることは、実は「親自身」の問題やモノの捉え方によることが多い(鏡の法則) ★子供の思春期は親の思秋期と重なる時期でもある ★親が子供の短所だと思うことを、長所としてポジティブな言葉に換える具体例 ★思春期の子供に必要な「自由」「尊厳」「承認」のメカニズム(宮台真司著「14歳の社会学」より)等々

後半は、共育について一味違う角度から考える 「プロファイリング子育て(赤ちゃんと もち)」を紹介して頂きました。

「赤ちゃんと もち」とは、ISD個性心理学が基になっている個性分類を体系化したもので、「ISD個性心理学」とは、東洋史観の流れをくむ「算命学」と19世紀ドイツ心理学者によって研究された「性格学」をベースとして、膨大な検証データを添加したものだそうです。

小野塚さんがこれまで関わってこられた様々なケーススタディを紹介してくだったお陰で、けして難解な堅苦しいものではなく、皆さんそれぞれ自分の子育てに置き換えたり思い出したりしながら、楽しく理解することが出来ました。

ところで、小野塚さんが今回のセミナータイトルに使われた金子みすゞの詩「みんなちがって みんないい」。

お母さんがそれぞれの子供の個性を喜び、認めて、褒めて、愛する。 そんな大切なメッセージがこの詩には流れています。 それは取りも直さず、お母さん自身が先ず自分を愛し、受け入れ、人生を楽しんでいく、ということにも繋がっていくことでしょう。

最後に。 長年ぽーと会の大ファンである小野塚さんご自身も、これまで沢山の先輩お父さん・お母さん達から励まされ、子育てに真摯に取り組んで来られました。幼児教育のお仕事を通して沢山のSDコミュニティのご家族をサポートしてこられ、息子さんが思春期になった今、こうしてスピーカーとしてお話してくださったこと、そして「先輩からのバトンを繋ぐ気持ちで、今日はお話させて頂きます」と言ってくださったのが、何より嬉しい言葉でした。 

こんな風に、これからも次の世代への応援メッセージが連綿とつながっていくような会でありたいと、ぽーと会は心から願っています。

長い間セミナー案を温めてくださった小野塚さん、参加してくださった皆さま、本当にありがとうございました!

小野塚さんのブログでのレポートはこちらhttps://www.facebook.com/AngelKidsGarden/posts/1327229637350682