Saturday, March 18, 2017

ぽーとカフェ

312日(日)、1年ぶりの「ぽーとカフェ」を行いました。

前回の ぽーとカフェ「題名のないぽーと会!」では、自由歓談の後は、テーマを決めずに他のお母さん達に聞いてみたいことや悩みごとを自由に投げかけるスタイルでしたが、今回は2つのテーマでお話会を行いました。

1つ目は「英語力のアップ法」をテーマに、お子さんはどんな努力をしている? お母さんはどんなことを心がけている? ということを参加者全員でシェアし合いました。

このテーマを選んだのは、バイリンガルという言葉はキラびやかな響きかもしれないけれど、その実、日本語と英語を両方続けて或る程度のレベルに達するのは決して容易ではないことや、「普段の会話は全く問題がないので気が付かなかったけれど、学年が上がるに連れて現地校でのリーディングやライテイングがむつかしくなってきた」という話は、バイリンガルのお子さんを持つ親御さんの間で、よく囁かれることだからです。

会では、各ご家庭での具体的なアイデアや実践方法を出し合うことが出来たのは然ることながら、皆さんの苦労や体験についての本音トークを通し、「子供を長いスパンで見守ること」「親子でお互いが持っている文化や言語を何らかの形でシェアし合っていくこと」「2つの文化と言語を背負って一番頑張っているのは子ども自身であることを親が認識する大切さ」など、深いところでのお母さんたちの愛情を感じ合えたのも、大きな収穫だったと思われました。

2つ目のコーナーでは、会計を始め様々な角度から親子で ぽーと会をサポートしてくださったSさんが、いよいよ本帰国を控えて、「7年間のアメリカ生活で得たもの」をシェアしてくださいました。

お子さんが中学1年生と小学5年生という大きくなってからの渡米だったことによる様々なカルチャーショックや予期せぬ出来事、そしてこれらを家族で乗り越えていったSさんの体験談には力強いメッセージがいっぱい詰まっていました。

「言葉が堪能でなくても、自分の姿勢を見てくれている人が必ず居る」「1つのアクティビティを長く続けることで、子供の良い時も、そうでない時も、長い目で見守り続け、励まし、引き上げてくれる“親以外の大人”との出会いがある」「子育てで、励ましているつもりが追い詰めてしまうことがある。親の成功体験を押しつけず、正論を言いすぎないことで、子供は安心して甘えたり反抗したり出来る」「大学に入ることが人生のゴールではない。アメリカのアプリケーションは子供の良いところ探しそのもの」「失敗することは問題じゃない。何かを拾って立ち上がれば良い。親が助けすぎないこと」等、たくましく生きて行く知恵や人間力の大切さを伝えてくださいました。

参加してくださった方達からは、「元気が出た、勇気づけられた」「英語でも文化でも、大変な思いをしているのはウチだけじゃないんだと痛感した」という声も頂きました。





今回のぽーとカフェも、M.H.さんの美味しく可愛いケーキを堪能することが出来ました。超大作をありがとうございました!!

7年間の集大成とも言える体験談をシェアしてくださったSさん、参加してくださった皆さん、本当にどうもありがとうございました!!