4月のぽーと会は、Non -Verbalコミュニケーション プログラムPitch&Score!の主宰で、Science of People認定Body Language トレーナーの清泉貴志先生をお招きし、中学生・高校生などの若者を対象としたワークショップを行いました。
この日は、はじめに清泉先生が出題するクイズからスタートしました。
「言葉を使わないコミュニケーションすなわちNon-Verbalコミュニケーション(ボディランゲージや声、表情、服装など)が第一印象に与える割合は、いったい何パーセント以上だと思いますか?」「30? 60? 80? さて、どれでしょう?」・・・・・・答えは80%以上とのことでした。
初めて出会う人に与える「第一印象」は「最初の10秒で運命が決まる」と耳にすることがありますが、たった10秒で交わすことができる会話はたかが知れていますから、なるほどNon-Verbalコミュニケーションが大きなインパクトを与えていたのか!と納得させられました。
ところで中高生といえば、これから大学のアプリケーションに向けてキャンパス・ビジットをする機会が増えてくる皆さんです。ビジットする際には、アドミッション・オフィスのカウンセラーや興味のあるメジャーの教授との面接をはじめ、大学でもスポーツを続けたいアスリートの場合にはコーチとの面会も必須になってきます。
そんな中高生の皆さんが、出会う人たちに「ひとめぼれ」してもらえ、好感を持ってもらえるようにと、清泉先生からNon- Verbalコミュニケーションについて様々な角度で説明していただきました。
・ここぞというプレゼンテーションや面接時に、緊張をほぐし大勢の中でも存在感を示すために、「直前にすると良いこと、取ると良い姿勢」
・「握手やハグの効能」:トランプ大統領と安倍総理の初会談の動画などを用いた考察に、会場は爆笑に包まれました。
・「学生による教授の評価」に関するサーベイや「JFケネディとニクソン両候補の公開討論(1960年)」ビデオからは、表情や仕草、ジェスチャーが授業内容や発言内容を凌いで、「与える印象」に大きな差が生まれることがハッキリ見て取れました。
・他にも「自分をトリックして自信を持つ方法」「印象の良い座り方」「写真の角度」など、具体的な策を沢山教えていただきました。
隣の人とロールプレイングをしながらの練習も、皆さん和気藹々とフレンドリーな雰囲気で行っておられました。
清泉先生は医師でもあられるので、脳科学やホルモンなど医学的な解説も、分かりやすく織り交ぜてくださいました。
また、アメリカの企業で採用に携わったご経験や、いま現在もエンジェル投資家として多くのサイエンティストやビジネスマンと面会される機会が多く、先生ご自身もNon-Verbalコミュニケーションのスキルを日々、活用していらっしゃるそうです。
このワークショップに参加してくださった若い皆さん方には、清泉先生から教えて頂いたNon-Verbalコミュニケーションの知識を、是非さまざまな面接や、仕事、恋愛などなど、あらゆる人間関係に活かしていって頂ければ幸いです。そして、相手に「ひとめぼれ」させ、チャンスと幸運を掴んでいかれることを心から祈っています。
清泉先生、そして会場を満員御礼にしてくださった参加者の皆さん、本当にありがとうございました!