10月のぽーと会は、久しぶりの「お母さんシリーズ」でした。
スピーカーには、社会人から大学生まで4人のお子さんの子育てをしてこられ、この秋に一番下のお子さんが巣立ったばかりの「大先輩お母さん」Sさんをお迎えしました。
「アメリカでの長い子育て期間を振り返って、いま思うこと」「お母さんとして、子供に接するとき気をつけてきたこと」「それぞれの子供の個性に寄り添う -アクティビティのこと、進路のこと-」を軸にお話を伺いました。
30年のあいだ子育てをして来られたSさんのお話は、お母さんの智恵や愛情がいっぱい詰まった、とても温かいものでした。
この日のSさんの金言の中から、いくつかご紹介します。
「褒めるときは、手を止めて褒める」
「叱っているとき、嫌な気持ちにさせようとか、困らせようとして言っているのではなく、上手く行く様にという思いで一生懸命であることを必ず伝える」
「子供が自分で納得して決めるのを見守る」
「一見つらいことも、実はその後すばらしい出会いにつながっている ⇒Everything Happens For a Reason」
「子供は親の所有物ではない。親の作品(親の鏡)」
また、Sさんが4人のお子さんに別々に「お母さんにしてもらって嬉しかったこと」をインタビュ-したところ、まったく同じ答えが4人から返って来たそうです。
「どんなに怒ったりした翌朝も、何事もなかったように明るく「おはよう」って起してくれたこと。素直になれるきっかけを、お母さんが作ってくれた」「あまり根掘り葉掘り聞かずに、自分達を信頼して適度にそっとしておいてくれたこと」
参加してくださった皆さんからは「“子供のことを喜ぶ”というのが心に響いた」「“情熱が怒りに変わってはいけません”という言葉を聞いて、分かる~と思った」「さっそく子供達との接し方に気をつけるよう心がけています」「先輩お母さん達と交わる機会を有り難うございました」「自分と向き合う時間になりました」という言葉を頂きました。
「長い子育てを振り返って、いま思うこと」は、ひとことで言うと「ありがとう、楽しかった」だというSさん。
「大変。どうしよう」と思うことはあったけれど「苦」や「嫌なこと」は一つもなかった、沢山の人に助けられ、子供のお陰で自分が育つことができた、「感謝のひとことです」という言葉を添えてくれました。
最後にSさんが紹介してださった素敵なビデオをご紹介します。
Written by Chako